学生時代、武田刹那がフォークソング同好会で知り合った40年来の友人、ウェルダン・ペニィスが歌う渾身の哀愁バラード。小学生時代、給食にソーセージが出た際、女生徒がソーセージを口にすると同時にタカシ君は痛いと叫びながらけらけらと笑った。その結果、大半の女生徒がソーセージを残すというちょっとした事件が起きた。それを教師から聞いたタカシ君の父親は憤怒しタカシ君を庭木に括り付けクイックルワイパーで全身を所かまわず100回ほど殴打した。父親の怒りはそれでも収まらず、殴り終えるとその足で市役所に赴き息子の名前をタカシからウェルダン・ペニィスへと改名しこの上なき十字架を背負わせることで今後一切の不謹慎かつ卑猥な言動、思考を封印した。この曲を作った際、武田刹那はウェルダン・ペニスに歌唱を依頼した。彼の名前の経緯を知っていた武田刹那は断られるのも覚悟のうえであった。案の定、曲名に目を通した瞬間、苦虫を噛みつぶした表情を浮かべたペニィスであったが歌詞を読み進めるうちに柔らかい表情へと変わっていった。読み終えたペニィスが言った。これなら親父に怒られないよ。
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