「万物には規則性がある」
そう考えた宇宙人たちは、人間の規則性を自慰行為に見出そうとした。
三大欲求の一つである性欲は、生物の目的である種の存続に直結している。
そのため、自慰行為の規則性を発見することは、人間の弱点を知るための手法として最適だと考えたのだ。
自慰行為を行う日時、性別、継続時間と人口分布の統計を取り、それぞれを数値化すると、1~7までの数字の羅列が現れた。
まるで音階の様だと気が付いた宇宙人は、それぞれの数字にド~シまでの音を割り振り、演奏した。
む~ぎわらの~♪帽子のき~みが揺れた♪
マリ~ゴ~ルドに似~てる♪
自慰行為の規則性をいち早く割り出した宇宙人は「あいみょん」と呼ばれている。
彼女は人間の持つ潜在的な感情を、歌によって刺激することで、長期的なダメージを人体に与え、いずれは人類を根絶やしにする任務を請け負っているのだとか…
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